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2022.11.21

日本セラミックス協会 第35回秋季シンポジウムにおいてキャラクタリゼーション優秀発表賞を受賞しました

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2022年9月14–16日に徳島県で開催されました、 日本セラミックス協会 第35回秋季シンポジウムにおいてキャラクタリゼーション優秀発表賞を受賞しました。


<タイトル>

Al4SiO8単結晶におけるX線照射によるSm価数変化現象


<研究概要>

熱刺激蛍光 (TSL) や光刺激蛍光 (OSL)、ラジオフォトルミネッセンス (RPL) は、ドシメータ材料に見られる放射線誘起蛍光現象である。このうちRPLは、放射線照射により材料中に添加した発光中心の価数が変化する現象であり、変化後の発光中心は高い安定性を有する。それゆえTSLやOSLと異なり信号を複数回読み出すことができる。またその際の信号強度は照射線量に比例することから、RPLは個人被ばく線量計やイメージングプレートなどに応用が可能である。しかしRPLを示す材料の報告はTSLやOSLを示す材料と比較して少ないため、新規の材料探索が続けられている。

本研究ではSm添加Al4SiO8単結晶をフローティングゾーン法により作製し、その評価を行った。その結果放射線照射によりSm3+からSm2+への価数変化が観測され、RPL現象が発現することを明らかにした。

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